バルンくん ~福音館0・1・2絵本~ 絵本読み聞かせ 感想
息子が2才~3才位の頃、
福音館書店の「0・1・2絵本」を定期購読していましたが、このシリーズは息子にとても好評でした。
特にお気に入りだったのが、
「バルンくん」 こもりまこと さく です。
「バルンくん」は、くすんだような青色の、海外の小型車みたいな車で、特にかっこいい車と言うわけではありません(失礼💦)
このバルンくん、普通の家の車庫みたいな所から、坂道やウネウネ道を疾走し、普通の車みたいなのに、何故かレース場に到着。
レースがスタートし、1番で走り始めたところでおしまいです。
何故か最後のページのバルンくんは、急に大きくなったみたいで、やけにかっこよく見えました。
色合いは、全体的に鮮やかではなく、どこか懐かしい感じです。
バルンくんは、フロント部分に目鼻口があり、人間の子供のような顔で、
いつもニコニコとした表情をしています。
他にも、消防車とかパトカーとか色々と車の絵本もあったのですが、
息子に
「今日何読む?」て聞くと、
「バルンくん!」と良く言ってました。
私から見ると、この本のどこに、そこまでの魅力があるのか良くわかりませんでしたが(重ね重ね失礼します💦)
子供が本を気に入ってくれるのは嬉しい事です。
リクエストに応え何度も読みました。
年少で幼稚園に入ってからも、時々自分でも読んでいた気がします。
子供が気に入る本、て親の好きな本とは全く別だったりするんですよね。
でも、もし店頭で息子に好きな本を選ばせても、「バルンくん」を選びはしなかったと思います。
見た目地味なんで・・・、
何度か読んでいるうちに、「あ、またアレ読みたいな」て思わせるような本なのかな、て思います。
福音館書店「0・1・2えほん」は、お値段も良心的(当時 定価 571円+税)でしたし、内容も良くて、定期購読して良かったと今でも思える本です。
絵本の大きさが、縦20✖横19センチ とちょっと小さめで、子供自身が手に取りやすいのも、すごく良いと思います。
装丁もシンプルですが、しっかりしていて、
今も家にありますが、もしいつか孫が出来たら(期待できないけど・・・)、
また読んであげたいな、て思う絵本です。
※この文章を書くために、久しぶりに「バルンくん」を本棚から出していたのを、学校から帰ってきた息子がみつけました。
そして、
「わあ!バルンくん懐かしい!」
と言って、読んでいました。
こんな風に、自分が小さかったとき、お母さんやお父さんに読んでもらった絵本があるのは、すてきな事だなあと思いました。