こちらマガーク探偵団 読み聞かせ 感想
「こちらマガーク探偵団」を読み聞かせました。
1日あたり30ページ程度読んで、5日で読み終わりです。
題名を見てだいたい想像がつくと思いますが、日本で言えば、小学校中学年程度の少年、少女が探偵団を作り、謎解きをする物語です。
個性的なマガーク、そのマガークにいつも付き合わされているロカウェイ(ワトソン的な感じ)、素晴らしい嗅覚の持ち主のサンドフスキー、活発な美少女ワンダが団員で、殺人事件と言った謎ではなく、身近で起きた謎を解決していく物語でした。
文章は素直で読みやすいですが、謎解きも素直(?)で高学年の息子には少し物足りない感じでした。
「このシリーズはもういいから、別のにしてほしいなあ。悪いけど」と言われてしまった💦
この作品は1977年にあかね書房から刊行された作品です。
と言う事は、私が子供の頃にはすでにあった筈なのですが、全然知りませんでした。(あまりミステリーは読まなかったので・・・)
巻末の作者からのメッセージにもありましたが、100万部を突破して文庫化されていますし、現在は、あかね書房から新装版8冊シリーズが刊行されているようです。
このように長く愛されているシリーズですし、巻が進むにつれて登場人物の内面が掘り下げられたりして、キャラクターも動いてきて、面白くなる事もあるので、もうちょっと読み進めてから考えても良いんじゃないか、と思うんですけどね。
新装版の案内文に高学年向けと書かれていましたが、もうちょっと低い年齢の方がぴったり来るんじゃないかな、と思いました。主人公の少年マガークが10歳なので、同じ年頃の4年生あたりから。読書欲のある子なら、もうちょっと低い年齢からでも読めそうです。
あかね書房の巻末にある、「読者のみなさんへ」の文章良いですね。
「気に入った本を見つけた時は、いつまでもわすれることがない友達に、めぐりあったように、うれしくなってしまいます。」
こちらマガーク探偵団 巻末より
本当にそうだと思います。
話はだいぶん逸れますが、今パソコン回りを子猫がウロウロしていて、勝手に
「ララララララララララララララララララララララ」とか
「れれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれ」とか、画面に現れちゃって困ったもんです。
スプーンに猫パンチして、カラカラ音がするのを楽しんでいる様子。