女の友情、て。
「逃げるは恥だか役に立つ」が好調ですね。
私も毎週楽しみにしています。
ドラマ化が決まった時、配役が誰になるかな~、と期待しつつ一抹の不安も持っていましたが、みくりちゃん、ひらまささん、ゆりちゃん、みんなぴったりで良かったです。
個人的には、ちがや兄さんのキャラとゆりちゃんの掛け合いが好きです。
それにしても、ゆりちゃん、みくりちゃんは美しい伯母姪ですね。
海野つなみさんは、好きな漫画家さんで、最初に読んだのは、「回転銀河」と言う作品で、一番好きなのも、この作品です。
ちょっと、禁断的な恋愛の色々なパターンを短編の連作形式で書いた作品になっています。
「回転銀河」の4巻、15話「グレープフルーツ・マーマレード」にこんなセリフがあります。
「女の友情、てジャムみたいだって言われたことあるよ。男からすると甘くてドロドロだってさ」
「辛い時黙ってそばにいてくれるのが、男の友情で
一緒に泣いてくれるのが女の友情だと思う」
回転銀河4巻136、137ページより
このセリフ、なんだか印象深かったです。
私自身は、ずっと付き合い続けたいな、と思っている友人は4人なので数は少ないと思います。3人は学生時代の友人で、1人は仕事関係で知り合いました。気が付けば20年位の付き合いですね。
その中の一人と、10年ほど前に桜の季節に会いました。
ちょうど花盛りの頃だったので、桜のきれいな公園に行ってみよう、と言う事になったのです。
ちょうど見晴らしの良い場所にベンチがあったので、暫くその辺りで立ち話をしてました。
内容は良く覚えていません。
気が付くと品が良い感じの老夫婦がベンチに座っていました。
なんだかニコニコしていて、とても嬉しそうなのです。
桜がキレイで、お天気も良くて良い日だなあ、と思いました。
すると、おじいさんが
「あなたたちは、本当に良いお友達同士なんですね。ずっと仲良くしてくださいね」
と私達に、ふいに話されました。
私たちは、
「ありがとうございます」と言いました。
「この人ね、この間癌の手術をして、もうダメかもしれないと言われていたの。でも、元気になって、ここの桜を見る事が出来て、とても喜んでいたの。
そして、あなた達みたいに、素敵なお友達どうしに出会えてうれしくなって、急に話しかけちゃったんだと思います。
驚かせてごめんなさいね」
と、おばあさんが言いました。
それだけの事なのですが、この出来事は、ずっと心の中に残っています。
彼女とは、お互いに故郷を離れて今は遠い場所にいます。
数年に1度会って色々な事を話すだけですが、私にとっては大事な時間です。