かりんの本棚 ときどき猫

読み聞かせの記録や日々の出来事など。

リンカーン 読み聞かせ 感想  

いよいよ次のアメリカ大統領が決まりますね。日本時間の8日夜に投票が始まるそうです。

日本にとって、最も身近な国の1つであるアメリカの大統領は、クリントンさんになるのか?トランプさんになるのか?興味深いですね。

それにしても、いつもアメリカ大統領選てこんなにバタバタしてたでしょうか?

(前回が8年前なので、すっかり忘れてしまいました)

「メール問題」とか「女性蔑視発言問題」とか、トランプさんの、ぶっとんだキャラとか・・・

それぞれの候補者の政策とかよりも、別のところで色々と注目されましたね。

 

今回の読み聞かせ本は「リンカーン」、読んだのは4年生の3学期です。

伝記は色々と読んでおいた方が良いですし、アメリカは日本にとって重要度の高い国なので成り立ちを知っておいた方が良いのではないかと思い選びました。

 

それから、以前「十五少年漂流記」を読んだ時に、

・イギリス、フランス、アメリカの少年達の出身国の違いによる感情の対立、

・植民地と言うものの意味

・ニュージーランドてどこ?(ニュースでよく見るのは、アメリカ、中国、韓国)

・少年たちの、有色人種である見習い水夫モコに対する意識(大統領選の投票権が無いなど)

こう言った点が分かりにくいようでした。

日本は、島国なので、隣接する国も海を隔てていますし、ほぼ単一民族で人種間の対立や、他の国に対する感覚が、ヨーロッパ諸国等とは違ってしまいますよね。

 

「ワシントン」や「リンカーン」を読む事で、

植民地、開拓民、独立、奴隷制度等に対する知識や理解が少しでも進むと良いと思います。

 

図書館で数冊借りたものの中では、

「リンカーン」今井征夫 文研出版

この本が一番良かったので、読み聞かせに使用しました。

開拓時代の生活や道具、「これって何かな?」と言うものには説明がしてあり、この時代になじみの無い子供でも興味が持ちやすかったです。

一章あたり、3~4ページで読みやすく、弱虫だったエイブが立派な大統領になる話も王道で、成長していく様子も分かりやすかったです。奴隷制度についても、子供にもわかりやすく書かれていました。

ページの一番下に、30字程度のミニ知識が書いてあるのも良かったです。

子供が自分で読むのにも良い本だと思いました。

内容的には、

緑地社「エイブ・リンカーン」スターリングソース 古山こまを訳

の方が史実に忠実で詳細な印象を受けました。

しかし、小学4年生の息子に読む内容としては、この本は少し難しく思われました。

読書に慣れた子や、もう少し年齢の高い子には良いかもしれません。

 

「エジソン」や「ニュートン」は知っていた息子が「リンカーン」を知らなかった事を私が初めて知り、びっくり!外国の昔の政治家て、意外と耳にする機会が少ないのかな?

そう言った点からも、読んどいて良かった!(ため息まじり)と思いました。

 

追記 少年少女世界伝記全集アメリカ編(2)

リンカーン・バード少将・ヘレンケラー (リンカーン部分11~108ページ・松岡洋子著)※年表4ページ付き

この本も読んでみました。NHK朝ドラ「花子とアン」の村岡花子さんの序文や、当時の読者のお便りが、私は面白かったです。その国ごとにまとめてある、こういった伝記全集が家にあると良いかな、と思いました。ただ、この全集は2段組みで1ページあたりの文字数が多いので、読みなれてないと、途中で飽きちゃうだろうな・・・

(ところで、バード少将の事を私知りませんでした💦航空機で初めて北極点に到達した探検家なんですね・・・) 

 

 

 

 

 

 

 

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